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坂本龍馬のプレゼン力(2)

こんにちは!
協会事務局です。

歴史上の人物で不動の人気を誇る坂本龍馬のプレゼン力について、
3回にわたってお伝えしています。
1回目はこちら↓
坂本龍馬のプレゼン力(1)

今日はその2回目です。
龍馬のプレゼン力を分析してみます。

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坂本龍馬のプレゼン力(2)

坂本龍馬のプレゼン力には、単なる小手先の技術論でなく、
強烈な人間的魅力に裏打ちされている。
そうでなければ、あの一介の脱藩浪人が、
幕末の動乱を明治へと時代を進めることができなかっただろう。

龍馬は、江戸での剣術修行を続ける中で、
黒船の来航に日本の将来に危機感を覚え、
自分の生きる道に強い問題意識をもつ。

剣術修行を終え、土佐に戻った龍馬は、
武市半平太の土佐勤皇党に参加する。
しかし、目的を達成するに手段を選ばない土佐勤皇党から離党し、
死をも覚悟し土佐を脱藩する。

追われる身でありながら各地を放浪し、
強い意志をもって、生きる意味を探し始める。
そして、江戸での勝海舟との出会いに、
進むべき道を見いだし海軍の創設に邁進する。

このような経験が、本来の生まれもった資質と相まって、
龍馬は人を惹きつけてやまない人間的魅力を身につけた。

幕末の動乱に擬せられる今の時代、
果たして、これほどまでに確固たる信念をもって
プレゼンできる人間がどれほどいるだろうか。
人間的魅力に裏打ちされた人物が語るプレゼンと、
薄っぺらな借り物の意見を、自分中心に滔々と喋るプレゼンとは、天と地の開きがある。

この 人間的味溢れる龍馬のプレゼン力を分析してみよう。

坂本龍馬のプレゼンには、次の3つのバックボーンがある。

1. 目的に向かう一途さ
2. 確固とした信念
3. 人に語る熱意

1.目的に向かう一途さ
坂本龍馬は、自らが下級武士であることを受け入れ、
他に責任転嫁することなく、自らの考えと行動で幕末を切り開こうとした。
龍馬には、自らのカッコ悪さ良さもさらけ出し、目的に向かって邁進する一途さがある。

この人の賛同を得たい、この人を動かしたい、この人と一緒に仕事をしたい。
このような心の底から湧きあがる気持ちがあればこそプレゼンは成功する。
聴き手に伝えたいという気迫もなく、単にカッコ良くプレゼンで立ち回りたいという下心だけでは、
人が感動するプレゼンをすることはできない。
途中で冷や汗を掻き頭が真っ白になり、立ち往生するのがオチだ。

2.確固とした信念
剣術修行の後、坂本龍馬は幼なじみの武市半平太に誘われるがままに土佐勤皇党に名を連ねた。
しかし、自らの価値観と異なることがわかれば、すぐさま離党し土佐を脱藩した。
その後、多くの困難に遭遇しても、平和的に日本を変革するという自らの確固とした信念を貫き通した。

その結果、徳川慶喜をして大政奉還を実現させた。
信念に基づいた言葉は人に影響を与える。
浮き草のように意見がフラフラしているとか、
単なる利害だけで軸をぶらしてしまう人間のプレゼンは、聴き手の心に響かない。

3.人に語る熱意
人に理解してもらうためには、ロジックが必要だ。
しかし、ロジックだけでは人を説得することはできない。
坂本龍馬は、人を動かすための組織も権限も持たない。
あるいは、輝かしい経歴も後ろ盾もない。

そんな龍馬が人を動かすためには、
心の底から湧きあがる熱意をもって人に語るしかない。
西郷隆盛に、そして、高杉新作に、熱意をもって利害を説き、薩長同盟を成功させた。

義務感でプレゼンをする人、冷めた気持ちでプレゼンをする人、
自分の利害だけでプレゼンする人、そんな熱意のない話し手に心を開いて聴こうとする人がいるだろうか。

プレゼンに成功したいと願うなら、表層的な技術だけにこだわるのではなく、
自らの人間としての磨きをかけなければならない。
また逆に、プレゼンの学びを通して、人間的な魅力を育てていくことも大切だ。

(つづく)
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いかがでしたか?
次回のプレゼンのコツもお楽しみに♪

  • 2018年2月13日 9:02