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経営者のプレゼン力

こんにちは!協会事務局です。

新年度がスタートしました。
年度初めに経営者が挨拶する場面は多々ありますが、
代表的なのは入社式です。

今回の「プレゼンのコツ」は、
経営者のプレゼンについて考えてみます。

photoAC 入社式n.jpg



経営者のプレゼン力

4月に入り、多くの企業で入社式がおこなわれた。
新入社員を前にして、経営トップはどのようなプレゼンテーションをおこなったか、分析してみた。
主に次の3つのタイプに分類できそうだ。

1.新人に丸投げ型のプレゼンテーション

経営のトップが新人に向かって、
「新入社員のキミ達に頑張ってほしい」と締めくくるプレゼンテーションが目立った。
環境の変化に対応する次の一手が見いだせず、何となく閉塞感を感じている経営トップは、
新入社員の新しい発想や考えに期待を寄せる。
うがった見方をすると、自分たちはもうやりようがないから、
キミ達に頑張ってほしいという丸投げ的なニュアンスが伝わってくる。

2.「全員で頑張ろう!」の春闘型プレゼンテーション

製造業を中心とした伝統的な企業の経営トップは、やはり人の和を重視するのか、
「全員で力を合わせて乗り越えよう!」と、
今にも拳を振り上げんばかりのプレゼンテーションをおこなった。
それでなくても緊張した面持ちの新人は、経営トップにハッパをかけられ、
精神的にカツを入れられているようだ。
まあ、学生時代のだらだら生活から脱皮するには、効果的なプレゼンテーションかもしれない。

3.「私についてこい!」型プレゼンテーション

非常に少数ではあるが、実績があり自らの経営手腕に自信をもっている経営トップは、
「私についてきてほしい」
と、強いリーダーシップを発揮するプレゼンテーションをおこなった。
右も左もわからない新人に、「キミたちに期待している」と言うより、
「私についてきてほしい」というメッセージを発信するほうが、
新人は「この経営者のために頑張ろう」という気になるのではないか。



経営者プレゼンの問題点

では、経営トップのプレゼンテーションの問題を分析してみよう。

1.シナリオの問題

さすがに多くの社長は場慣れしているようでデリバリーは及第点。
しかしながら、シナリオには問題が多い。
たとえば、背負っているものが多いせいか「背景」がおそろしく長い、
言いたいことをダラダラと話し、
いったい何が「結論(社長のコア・メッセージと新入社員のベネフィット)」かわからない、
危機感を煽るだけで将来への展望がみえてこない、など。

2.聴き手への語りかけが少ない

多くの経営トップのプレゼンテーションは、
「現在の経済環境」、「わが社のおかれている立場」、「わが社の今後の課題」で
エスカレーション的にシナリオを組み立てた。
そのシナリオには、新入社員の顔は見えてこない。
つまり、自分のことを語っているにすぎず、
「新入社員のみなさんは...」という聴き手主語の表現が極端に少ない。
シナリオの内容が新入社員とのブリッジがかかっておらず、
まだ、会社と新入社員の間に一線を画しているように思える。

3.プレゼンテーションの目的

入社式における経営トップのプレゼンテーションの目的は、
新入社員のモチベーションを高めることだ。
つまり、この会社に入って良かったと思い、
そして、一所懸命仕事に取り組もうという気にさせることだ。
しかし、多くのプレゼンテーションは危機感を煽ることに終始しがちだ。
新入社員にとってみれば、
「大変なときに入社したなあ~。心配だなあ~。就職浪人しておけばよかったかも...」
などと不安になる。
プレゼンテーションの目的を分析し、それを達成するシナリオを組み立てることが重要だ。

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いかがでしたか?
次回のプレゼンのコツもお楽しみに!

  • 2018年4月17日 9:05