シナリオ構築法(1)
こんにちは!協会事務局です。
前回までプレゼンテーションの戦略を立てるために、
3つの「P」を分析することをお伝えしました。
次は、3P分析の結果に基づいて、
プレゼンテーションのシナリオを組み立ててみましょう。
シナリオ構築法(1)
たぶん、あなたは、プレゼンテーションで開発の背景から話し始め、
開発の主旨、開発の経緯、実験の目的、実験の前提条件、実験結果、素材の特性、
技術の解説などから、話し始めるだろう。
その間、聴き手は、あなたが何を言いたいのか分からない。
プレゼンテーションとは、「結論」から始めなければならない。
たとえば、「この技術は我が社の収益の柱になる可能性があります」と。
そうすれば、聴き手は、あなたが何を言いたいのか、真っ先にわかる。
結論を言えば、それだけで、その気になる聴き手もいる。
「そうか、そうなんだ」と。
ところが、猜疑心の芽を膨らませる聴き手も大勢いる。
「本当かな?そんなことはないんじゃないか・・・」と。
そんな猜疑心の目を膨らませた聴き手に、
あなたの結論がいかに正当か、「理由」を述べ、
証明しなければならない。
そこで、あなたは、開発の主旨、開発の経緯、素材の特性、
技術的解説など、これらを説明する。
そうすれば、聴き手は「なるほど!」と納得する。
「なるほど!」と納得したところで、再度、結論を述べる。
「・・・ということで、この技術は我が社の収益の柱になる可能性があります」と。
つまり、シナリオは次の「3部構成」で構築する。
(1) 結論
(2) 理由
(3) 結論
そうすれば、聴き手は納得し、あなたの技術に投資してみようと思う。
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いかがでしたか?
次回のプレゼンのコツもお楽しみに!
- 2019年8月19日 8:50
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